パートナーができて一緒にいる時間が増えると「好きな人ともっと一緒にいたい」「結婚を考えているけれど、その前に同棲するべきかどうか」などと考えることも増えると思います。けれど、同棲を始めるにはお金も時間もかかるし、関係性もさらに一歩前にすすむことになるため、同棲をするべきかどうか悩んでいる方も多いかと思います。そんな方のために、同棲経験者が実際に感じたメリット・デメリットをご紹介します。
もくじ
メリット
ずっと一緒にいれる
多くの人が同棲を考える最大の理由がこれだと思います。私ももっと一緒にいたいと思ったことがきっかけで同棲を考えるようになりました。
たしかに、大好きな人と毎日一緒にいることができるので、毎日本当に幸せです。デートの最後に別々に帰ることもないので、デートの後の一人の寂しさもなくなります。しかし、だからと言ってそれが100%良いとも限らないので、よく考えて同棲をスタートすることをオススメします。
どんなに好きな人でも四六時中一緒にいると、嫌になることはあるので、ずっと一緒にいる時間を作って大丈夫かどうかを試してみたり、一人の時間を作るためのルールを決めることも同棲がうまくいくコツです。
そのため、まずは一緒に旅行に行ったり、家に遊びに行ったりお泊まりをして一緒にいる時間を増やしたり、同棲したときの生活に関してをパートナーと話したり、という練習から始めると同棲したときのイメージができるようになります。
結婚の準備・予行練習ができる
同棲を始めたいもう一つの理由は、「結婚を考えている」ということがあるかと思います。
我が家も「結婚を前提」に同棲を始めました。35歳という年齢的にも、さっさと一緒に住んでみて大丈夫かを確かめて、先に進みたいという思いがあったので、出会ってから4ヶ月で家探しを始め、5ヶ月目で引越しをしました。
期間を考えるとスピード同棲に思えますが、同棲前に毎週デートを重ね、しっかりお互いのことを理解して、「結婚を前提に」という約束ではじめました。また、6ヶ月以内に結婚するかどうかを決断するということも決めています。
「結婚」を目的に同棲する場合は、必ず期限を決めてお互いにそれに合意してはじめることをオススメします。
相手のことを良く知れる/自分のことを知ってもらえる
同棲をはじめると、生活リズムが余程ずれていなければ、朝起きても、夜寝るときも、ご飯を食べる時も、休みの時も四六時中一緒にいることになります。楽しいときだけでなく、苦しいとき、苦しいも一緒です。そんなときにデートをしているだけではわからなかったパートナーの意外な一面を見るもあるでしょう。
それは、「ちょっと無理かも・・・」というようなことかもしれないし、「もっと好きになっちゃった」ということもあるかもしれません。また、意外な一面を見るのは自分だけではなく、パートナーも自分の普段は見せていなかった部分を見ることになります。デートの時は少し無理をしてよく見せていた場合は、無理をしていない素の自分を見せることになります。「ここは見せられない・・・」なんて思っている場合は覚悟しましょう。どんなに頑張っって隠しても、必ずバレます。初めから全部をパートナーに見せる必要はないですが、少しずつ開示をして知ってもらうと良いかと思います。
そうやってお互いのことをより深く知って、より愛情が深くなるのを私は感じています。幸いにも、我が家では「絶対受け入れられない」ということはお互いになかったので、同棲を始めてより深い関係を築けています。
生活費が安くなる
同棲の思わぬ副産物として、毎月の出費が減りました。二人で家賃や生活費、食費を出しているので、ひとり暮らしをするよりやはり安くなりました。特に、自炊を頻繁にするようになったので、食費は毎月二人で4-5万円程度になりました。外食をしなくても一緒にご飯を食べれるので、外食は月に4-5回程度に減りました。一緒にご飯を食べられるだけで幸せなので、外食が少なくてストレスと感じることもありません。
おかげで毎月の貯金額も増えて、将来のために貯めていくことができそうです。
何かあったときの安心感
最近少し大きめな地震がありましたが、たまたまパートナーと一緒にいて、すごい安心感を覚えました。災害時に一人でいるのと、信頼する人と一緒にいるのとでは気持ちが全然違う!と改めて実感しました。また、パートナーとは別の場所で被災しても、相手のことを思ってどうにか生き残らないと!困っているかもしれないから助けないと!と生きる気力も湧くような気がします。
逆に、一人で生きるというのは、災害時も一人でどうにかしないといけないんだ!と実感し、大切なパートナーの存在の尊さを実感しました。
成長できる
同棲することでパートナーのことをよく知れるだけでなく、自分自身のことも見つめ直すきっかけになったと思います。自分がどんなことを無意識に大切にしているのか、逆に嫌だと思っているのかを改めて考える良い機会になりました。ただそれを実感するのではなく、なぜそう思うのか、それを改めることができるのかできないのか、相手の嫌な部分を受け入れられるのかどうかなど、同棲をはじめたころは毎日葛藤していました。
そのおかげもあってか?、「あれ?ここって私のくせ?相手のくせ?」のように考えて、必要に応じて話し合いをしたり、友達に相談したりして、ちょっとした違和感を少しずつ調整しながら快適な同棲生活を手にしております。
デメリット
自分一人の時間が減る
デメリットとしては、二人の時間が増えるということは自分だけの時間が減るということです。週末はだらだらしたり、自分だけの趣味を楽しんでいましたが、一緒に買い物にいったり、料理をしたりする時間が増えて、気軽に予定を変更したりはできなくなりました。少しでも自分の時間を確保するために、我が家は週末の1日は一緒に過ごし、1日は自分の時間という風に決めて過ごしています。そのため、自分一人の用事はその週末の1日に集約してするようにしています。
自分一人の時間が確保されていることでストレスもなく、二人の時間も大切にできるので、事前に自分時間を確保することは効果的だと思います。
相手/自分の嫌なところが見える
メリットでもお伝えしたように、相手の深いところを知るということは良いところも悪いところも受け入れていくということです。もうちょっとこうしてくれたらなと思うこともありますが、相手を変えることはできないので、どうやって自分がそれを受け入れられるかという工夫が必要になります。
ずっと我慢をするということを受け入れることができなかった場合に、同棲を解消したり、最悪の場合はパートナーと別れることになるでしょう。それはそれで相性やタイミングが合わなかっただけだと思って割り切るしかないのかなと思います・・・。こう言った水面下にあるものが見えるようになるのが、同棲の良いところであり、悪いところですね。
まとめ
同棲のメリット・デメリットをご紹介しましたが、同棲がうまくいくかどうかは「価値観の一致」「2人の成熟度」で変わってくるのではないかと思っています。我が家は2人とも35歳と自分のこともよくわかり、相手のことを受け入れる精神的余裕もあるので話し合いをすることですり合わせができて、うまくいっているのでは?と感じています。同棲をすることで、空いている何かを埋めたいと考えているとうまくいかないと思うので、そこはよく考えてスタートすると良いかなと思いました。
同棲がうまくいくためのルールに関しての記事もあるので、よかったらみてみてください。